どうも小笠原です!
突然ですがこのイベントめっちゃ興味深い!!
「変わる廃墟 VS 行ける工場夜景展」
https://www.cinra.net/news/20201118-haikyokoujyou
んー賛否両論分かれるかもしれませんが、廃墟ってすごく魅力的だと思います。
なんか昔の姿を想像したり・・・
この扉を日常的に開けていた人が確かに存在したんだ!とか
このボロボロの壁も当時はピカピカだったのかなあ・・・とか
この建物を建てる計画が始まった瞬間が確かにあったんだ・・・!とか
そんなことに思いを馳せるとなんだか時の流れを感じて不思議な気持ちになります。
しかし、手入れされなくなった物って、やっぱりすごい勢いで劣化しますよね。
例えば
自分は学生時代はよく自転車を使っていたんですが、最近は使う頻度が減ってほったらかし・・・
先日、久しぶりに使おうとしたらサビやクモの巣が酷くてまるで自転車の廃墟になっておりました・・・
この「手入れ」と「劣化」ってデザインにあたってもとても重要なキーワードだと思います。
日常的に使う物の場合、手入れのしやすさってすごく気にするポイントだと思います。
キッチン周りなんかは常に清潔にしたいもの、拭き取りやすさや洗いやすさだとかって形や構造にかなり左右されます。
それにこれは精神的なものになりますが、自分で手入れした物ってすっごく愛着が湧くんです。
この場合は多少の手入れしにくさがある方が苦労してピカピカにした!みたいな達成感が生まれやすかったりもしますが笑
要は手入れのフェーズを気にすることはデザインを考える上で大切ということ!!
一方、劣化に関して
これは素材選びと密接に関わってくると思います。
昔、聞いた話で橋のデザインをされた方が塗装にその当時の最新の塗料を使ったそうなんですが、
なにせ最新だったもので経年劣化の検証が不十分だったらしく
その後、数年で劣化してまだらになってしまったとか・・・
せっかくのデザインも台無しになってしまった、素材選びは慎重に行う必要があるとお話しされていました。
デザインとは少し違いますが、他にも有名な話で
紀元前後にさかのぼる古文書、「死海文書」が発見された時、その修復に当時発明されたばかりのセロハンテープを使ってしまったところ、そのあとでテープの成分が紙を劣化させ始め現在地道にその除去作業を行なっているという事例もあります。
素材の特性を知ることは非常に大切だとわかりますね。
余談ですが、劣化といえば近所の文房具屋さんの窓に貼ってある文字が一箇所だけ色褪せていました笑
ここ以外を貼り直したのか、何かが原因でここだけ劣化したのか・・
不思議です笑
今日はこのくらいで
OGA