こんにちは、PRさかもとです!
先日、HENKAの自己紹介を兼ねてまして、
宇田川氏と小倉氏に対談インタビューを行いました!
3回にわけてその時の様子をお伝えします。
インタビューを通じて、もっとHENKAメンバーのことを知ってもらえたら幸いです!
それでは、さっそくどうぞ〜!
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第1回 HENKAメンバー 対談インタビュー
代表 宇田川 直哉(うだ):
デザイナー 小倉 克洋(おぐ):
インタビュアー 坂本 千尋(さか):
●「ゆるやかロジカル」の誕生
さか:
まずHENKAのコンセプト「ゆるやかロジカル」に行き着いた経緯、そこに込めた思いを教えてください。
うだ:
えーなんですかねぇ。うーん、さっそく答えられないっていう。
おぐ:
答えられないってなんだよ(笑)社長が答えられないコンセプトなんてやめちまえよ!バリュープロポジションだろうが(笑)
うだ:
えーと(笑)、もともと「ゆるやかロジカル」と、もう一つ「かっちりエモーショナル」っていう2つのコンセプトを掲げてまして。
すごーく端的に言うと、「かっちりロジカル」「ゆるやかエモーショナル」じゃ、そのまんますぎてつまらないから、って言うのが理由です。
さか:
たしかに、それはそうですね。
それで、形容詞を入れ替えてみた?
うだ:
うーん、入れ替えたと言うか、新しいものを作るときに、ロジカルとエモーショナルどっちも必要だと思うんです。ロジックだけでは新しいアイデアは出ないし、エモーショナルだけでは、意味性が生まれない。
にもかかわらず、ロジカルもエモーショナルも両方カバーできる人や会社って少ないなって気づいて。だったら、そこに価値があるはずだと思いまして「ゆるやかロジカル」をHENKAのバリュープロポジションに掲げています。
さか:
「ゆるやかロジカル」は学生のころから頭にあったテーマなんですか?
うだ:
いや、学生のときは何がいいのかなんて、ロジカルに全く説明できなかったし、説明したとしてもトンチンカンな答えばっかりで、先生にはしこたま怒られてました。ロジックって言葉もそもそも知らなかったし。
さか:
ロジック?なにそれおいしいの?状態ですね。
うだ:
そうそう(笑)最初の会社に入ってからも、たとえば、先輩に「矢印をデザインする課題」を与えた時に、なぜその矢印をデザインしたか?を答えられなかった。
さか:
「この矢印は、なんか角度がいい感じなんです!」という感覚、エモーショナルをメインにデザインしていたと?
うだ:
いや、それすらも特になかったんだよね。でも、なにも考えてませんでした!とも言えないから、「すみません」って言って、矢印だけで30案くらいだしても、まだダメだしされまくったりとかして。
転職した2社目で、社内の「論理研究会」っていう勉強会に入れてもらって、そこで辻褄のあわせ方とか、表現だけじゃないデザインを意識するようになったかな。で、そこから一時期はロジカルが全ての時期がしばらくあって。
さか:
ゴリゴリの 「かっちりロジカル」だったと。
うだ:
そう、ロジックが合ってたら全ての人に、話が通じると思ってたんで(笑)
さか:
今で言う「はい、論破!」みたいな感じで?
うだ:
うん(笑)だから、「A=B=Cだから、AはCですよ」って言えば、すべての人を納得させられると思ってたんだけど、「いや、Cじゃない。Dなんだよ」みたいな返しをされることが結構あったんです。いやいや、こっちはすごい苦労してロジック組んで説明してるのに、 なんで通じない?!って、もどかしい思いをしたりしてて(笑)
かたや、「なんかこれカッコよくないですか〜?」って言うだけで、話が通っちゃう人がいる現場にもしょっちゅう遭遇して。だからと言って自分がそれをやっても、なぜか通じなくて(笑)さらに、一体これはどういうことなんだ?!と。
さか:
「え、その違いなんなの?!」ってなりますね(笑)
うだ:
それでようやく、「どうやらロジックがあるだけじゃダメらしい。」「ロジックとエモーション、どっちも必要なんだ」ってことに気付きはじめまして(笑)まぁ、いま考えると、その当時、自分が言ってたロジックって、全然ロジカルじゃなかったから、そりゃ通じないんだけど(笑)
おぐ:
ロジカルじゃないロジックってなんなんだよ(笑)
うだ:
まぁまぁ(笑)でも、そういう厚顔無恥な勘違いがきっかけでも、結果、おもしろい考え方が見つかったから、良かったかなと思っています。
さか:
勘違いとロジカル原理主義時代を経て行き着いた先に、ゆるやかなロジカルがあったんですね(笑)ロジックとエモーションどっちも必要だけど、そのバランスの保ち方って、非常に難しいところではありますよね。人間関係もそうだよなぁー、なんてわたしもよく思います(笑)
〜エピソード2に続く